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株式会社香塾のジャムーティーブラックにステロイド成分が・飲用者はどうする?

株式会社香塾のジャムーティーブラックにステロイド成分が含まれていて、
健康影響が懸念されるため、
国民生活センターから注意喚起の呼びかけがありました。

ジャムーティーブラックを飲用されている人々から
動揺のツイッターが上がっています。

特に「急に服用をやめると身体への影響が出る恐れもある」との報道があり、
飲用された方は適切に対応して行く必要がありそうです。

またジャムーティーを販売している会社に
似た社名が4つほどあり、
問題の商品はどの会社のものなのか
わかりにくいと言ったツイッターも上がっています

以上のことについてまとめ、
飲用者はどうしたらいい?についても探ってみました。

目次

株式会社香塾のジャムーティーブラックにステロイド成分が

国民生活センターから次のタイトルで注意喚起の呼びかけがありました。

花粉症への効果をほのめかした健康茶にステロイドが含有
-飲用されている方は、医療機関にご相談を-

独立行政法人国民生活センター

ステロイドの含有が確認された健康茶は株式会社香塾のジャムーティーブラックです。

外観は次の通りです。

独立行政法人国民生活センター

銀色のパッケージにシールでラベルを貼ってあるのが印象的ですね。

株式会社香塾のジャムーティーブラックにステロイド成分が含まれているのはなぜ分かったか

株式会社香塾のジャムーティーブラックにステロイド成分が含まれているのが、
なぜ分かったかは、
国民生活センターのドクターメール箱に次の情報が寄せられたからです。

テレビ番組でタレントが絶賛しているのを観て、
花粉症によく効くというお茶を通信販売で購入し、
2021 年 12 月から、4 カ月ほど飲んでいたところ、
花粉症が劇的に改善したとのことであった。

別疾患で通院中であり、
定期の血液検査にて ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)、
コルチゾール(副腎皮質ホルモン)といった検査値が低いことから、
副腎機能が抑制されていることに気付いた。
2022 年 4 月にお茶を止めてもらったところ
検査値は速やかに改善した。


以上から、お茶に抗炎症・抗アレルギー作用のある
副腎皮質ステロイド成分が入っていることが疑われた。
(事故情報受付:2023 年 1 月、患者:13 歳、女性)

独立行政法人国民生活センター

医者からの連絡を受け付けた国民生活センターが、
問題のジャムーティーブラックを購入して調べたら、
ステロイド成分デキサメタゾンが
含まれていることが分かったのです。

デキサメタゾンとはどんな薬

デキサメタゾンとはどんな薬か専門家のサイトからの情報です。

効果

合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)のひとつであるデキサメタゾン(商品名:デカドロン®)は、抗炎症作用、抗アレルギー作用、免疫抑制作用などの作用を有する

ファルマラボ

副作用

デキサメタゾンの主な副作用としては、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎、精神変調、緑内障、血栓塞栓症などが報告されています。

・・・

また、動物実験において、催奇形性や新生児における副腎不全が確認されていることから、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが推奨されています。

ファルマラボ

服用中止後の注意

服用中止後に、発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、ショック等の離脱症状があらわれる場合もあるので、注意が必要です。

ファルマラボ

どんな医薬品でもそうですが、用法や量を医師に言われた通りに服用すれば問題ないことです。

食品にそれと知らずに医薬品が含まれていたら、
副作用を抑えたり、服用中止後の注意もできないので危険ですね。

株式会社香塾と似た名前の会社もジャムーティーを扱っている

株式会社香塾と似た名前の社名が4つネット上から見つかります。

いずれもジャムーティーを販売しているので、
問題となったジャムーティーブラックはどの会社のものか、
しっかり見分けたいですね。

社名所在地
1.株式会社香塾大阪市都島区都島南通1-13-14-206
2.株式会社香塾 本店大阪市都島区都島南通1-13-14-206
3.香塾大阪市都島区高倉町1-6-2
4.香塾堂株式会社大阪市北区松ヶ枝町6-17

1と2の社名は同じ会社で、ステロイド成分が含まれているジャムーティーブラックを販売していた会社です。

3,4は問題となったジャムーティーブラックとは無関係の会社です。

 

株式会社香塾から「ジャムー・ティー・ブラックについてのお知らせとお詫び」が表明されました。

株式会社香塾公式サイト

株式会社香塾ではジャムーティーブラックの原材料を「JAMU SEHAT BUGAR社」から輸入し、
包装し、販売しているだけで、
原材料製造会社にデキサメタゾン混入経路を確認して報告するとのことです。

ジャムーティーブラックの原材料に誰がデキサメタゾン加えたか?

株式会社香塾の説明では、ジャムーティーブラックの原材料は
ウコン、生姜、ケンペリア根茎、ブルマニ皮、ガランガル、アラビカコーヒー
だそうです。

輸入元とされる「JAMU SEHAT BUGAR社」のサイトは見つけられませんでしたが、

「JAMU SEHAT BUGAR」と言う名の製品を販売しているサイトがありました。

そのサイトに「JAMU SEHAT BUGAR」の成分について説明があります。

成分は次の通りです。

ウコン大根
ショウガ根茎
ケンプフェリアエ大根
ブルマニ コルテックス
ラングアティス リゾマ
アラビカ コーヒー

「JAMU SEHAT BUGAR」は株式会社香塾のジャムーティーブラックと成分がほぼ同じようです。

そして、そのサイトに「JAMU SEHAT BUGAR」はインドネシアの食品医薬品監督庁より流通許可を取得済みと書かれています。

Jamu Sehat Bugar は、食品医薬品監督庁 (BPOM) によって発行された登録番号 TR 023 214 931 の正式な流通許可を既に取得しています。

Jamu Sehat Bugarサイト

BPOMとはインドネシア国家医薬品食品監督庁のことです。

つまり、株式会社香塾のジャムーティーブラックは、
インドネシア国から、インドネシア国内で販売する許可を得た製品「JAMU SEHAT BUGAR」を原材料にしている可能性があります。

もしそうであれば、
「日本、インドネシアどちらの国の誰がデキサメタゾンをジャムーティーブラックの原材料に加えたか?」
この謎を追求して、他の商品にも同様なことがないか、見極めてもらいたいですね。

株式会社香塾のジャムーティーブラックと「JAMU SEHAT BUGAR」の価格

株式会社香塾のジャムーティーブラックの価格は150g 6100円です。

インドネシア最大の通販サイト「tokopedia」で「JAMU SEHAT BUGAR」は
150g 15000ルピア=136円(4月16日現在)と表示されています。

ちょっと価格差が大きいように感じますね。

こういうものなのか、筆者には見識が有りません。

株式会社香塾のジャムーティーブラックを飲用していた人はどうする?

医療機関の受診を勧められている

香塾のジャムーティーブラックを飲用していた人は、医療機関の受診を勧めるよう、国民生活センターから事業者へ要望が出されています。

当センターで購入した商品には医薬品成分のステロイドが含まれていました。
直ちに販売を中止するとともに、
購入者へ医療機関の受診を勧める周知を行うよう要望します

さらに、国民生活センターからの要望を受けて、株式会社香塾からも医療機関受診をするようお願いが出されています。

「ジャムー・ティー・ブラック」を長期にわたり大量に飲用された場合、
デキサメタゾン摂取の副作用により健康上の問題が起きるおそれがあります。
またデキサメタゾンを含有している飲み物を
継続的に飲用されている方が急に飲用を止めると、
身体への影響が出るおそれもありますので、
「ジャムー・ティー・ブラック」を
継続的に飲用されている方におかれましては、
医療機関を受診し、
医師に相談してくださるようお願いいたします。

株式会社香塾

デキサメタゾンは

動物実験において、催奇形性や新生児における副腎不全が確認されている

ファルマラボ

と言われてますから、
飲用していた妊婦又は妊娠している可能性のある婦人も、生まれて来る赤ちゃんの為に、
医師に相談すると安心ではないでしょうか。

商品回収と返金は?

商品回収と返金は方法は「株式会社香塾」から連絡するので、その手順に沿って対応して欲しいとのこと。

商品のご購入者の方に対して商品の回収及び返金の方法につきまして弊社からご連絡いたしますので、その連絡に沿ってご対応をしていただくようお願いいたします。

株式会社香塾公式サイト

まとめ

株式会社香塾のジャムーティーブラックにステロイド成分が含まれて、飲用していた人達の健康被害が危ぶまれます。

国民生活センターからの要望に従って、ジャムーティーブラックの販売が中止されました。

飲用していた人には医療機関の受診が勧められています。

商品の回収と返金方法は株式会社香塾より連絡するので、その手順に沿って対応して欲しいとのこと。

輸入元の「JAMU SEHAT BUGAR社」のサイトは見つけられませんでしたが、「JAMU SEHAT BUGAR」という名の商品を販売しているサイトがありました。

そのJAMU SEHAT BUGARという商品はインドネシア国家医薬品食品監督庁の流通許可を取得済みでした。

「日本、インドネシアどちらの国の誰がステロイド成分をジャムーティーブラックの原材料に加えたか?」

を調査して、他の商品にも影響がないか発表が待たれます。

「健康食品」に治療や予防を思わせる効能が書かれていたら、
医薬成分が含まれていないか、
疑う目が必要ではないでしょうか。

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