干し野菜の作り方【玉ねぎ・トマト・生姜】手軽に栄養豊富なキャンプ料理を!

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干し野菜があれば、

キャンプ場へ着いたら、
直ぐに美味しい物が食べられますよ。

キャンプは野外での活動がメイン、
意外と体力を消耗してヘトヘトになりがち。

そんな時、干し野菜を使うと
すぐに栄養豊富な料理が出来上がって、
腹ペコを癒すことができます。

干し野菜は細かくカットされたうえ、
長期に保存ができるし、
味と栄養がギュッと凝縮されるので
調理が簡単で、
美味しく食べることができます。

野菜が不足しがちなキャンプに、
打って付けの食材なのです。

キャンプ料理に使える干し野菜の作り方を、
玉ねぎ、トマト、生姜で紹介します。

干し野菜の作り方を覚えて、
是非キャンプを楽しめる技を増やしてください。

目次

干し野菜の作り方

干し野菜の作り方を初めてためすなら、

水分少な目の野菜で干し野菜を作るのがオススメです。

慣れてきたら
トマトなども干し野菜にできてしまいます。

できた干し野菜は
キャンプで使ってもよいし、

今までの調理に、
干し野菜を取り入れて、
違った味や食感を
楽しんでみることから始めても良いですね。

では、さっそく干し野菜作りのルーチンを覚えてしまいましょう。

洗う ⇒ 拭く ⇒ 切る ⇒ 干す

たった4つのルーチンで干し野菜は作れます。

今日一日が晴れると分かった日の朝に、
干し野菜作りをスタートさせると良いでしょう。

電子レンジやオーブンを使って
干し野菜を手早く作れますが、
極力天日干しをオススメします。

理由は、天日干しだと増える栄養素があるのと、
電気設備の乏しいキャンプ先でも干し野菜を作れるからです。

天日干しで増える栄養素に、
ビタミンDやE群、カルシウム、
鉄分、ナイアシン、食物繊維などが有るそうです。

では、水分少なめと、多めの野菜別に、
干し野菜の作り方を紹介します。

干し野菜の作り方(水分少なめ野菜)

水分少なめ野菜と言えば、
玉ねぎ、大根、ニンジン、キノコ、キャベツ、ピーマンなどですね。

洗う

まずは、野菜を綺麗に洗います。

丸ごとでも良いし、
普通に料理に使うなら、
その端切れを干し野菜にしましょう。

綺麗に洗えば、
干し野菜は皮や葉まで食べれます。

拭く

綺麗に洗い終わったら、
キッチンペーパーなどで、
水気を綺麗に拭き取ります。

干してる間に傷まないように、
水気を拭き取るのは大切です。

切る

色んな料理に使えるように、
色んなサイズに切って分けておきます。

大根やニンジンなどは綺麗に洗って皮ごとで大丈夫です。
大根などは葉まで食べれますよ。

但し、
ジャガイモなどのように皮に渋みがあるものは、
皮を剥いてくださいね。

干す

ベランダや軒先など、
必ず風通しの良いところで、
程よい日光に当てて干します。

野菜、キノコ、魚の開き、イカなど
なんでも干せる3段の干し網が、
ホームセンターなどで1,000円ほどで売られてます。

水洗いできて早く乾き、手入れが楽で、扱いやすいです。

DCMブランドの万能干し網

ざるや、このような網を使って、
野菜が重ならないように並べて天日干しします。

玉ねぎを輪切りにして天日干しにしているところです。

厚手に切った野菜は、
片面が乾燥したら、
ひっくり返しましょう。

鳥が来るところは、
干し野菜用のネットなどで
干すことをオススメします。

日中に干して、
湿度が上がり始める夕方には
必ず取り入れましょう。

1日干しただけでは、
乾燥し切れないですが、
このまま冷凍庫に入れておけば、
日持ちの良い野菜として使えます。

薄切りの野菜は2,3日で乾燥します。

玉ねぎで試してみましたが、十分の一くらいのサイズに縮みました。

厚切り野菜は一週間ほど干すとカラカラとなます。

できあがった乾燥野菜は乾燥材と一緒に
容器やビニール袋に保存して、
長期のキャンプにも持って行ける状態になります。

干す時の注意は、
風通しの悪いところや
曇りや、雨が続いて湿度の高い時は避けること、
カビの原因になります。

干し野菜の作り方(水分多め野菜)

水分多めの野菜は
トマトが最初に思い浮かびますね。

水分多めなので、
天日干しだと1週間はかかります。

ミニトマトと普通のトマトがありますが、
オススメはミニトマトです。

半分に切って皮を下に天日干しするので、
容器にへばりつかず、形も崩れず、扱いやすいからです。

洗って拭く

まずは、
ヘタを取り除いて、
綺麗に洗って、
水気を拭き取りますね。

 

切り方ですが、ミニトマトと普通サイズのトマトで切り方が違いますよ。

ミニトマトの切り方

縦に半分に切るだけ。

普通のトマトの切り方

縦に半分に切ったら、

ヘタに繋がっていた辺りを切り捨てます。

 

それぞれ縦に6から8等分の
スイカのように切り分けておきます。

皮を下にして皿に置くと、後ですくい取る時に楽です。

輪切りは止めましょう、
乾燥中にトマトが容器にこびりついて、
扱いが難しくなります。

ミニトマト乾燥方法

キッチンペーパータオル3枚重ねの上に、
切り口を下にしてミニトマトを置き
20分ほど水分を吸わせます。

この後天日干しに進みます。

ミニトマトは小さいので、
半分に切ったまま
天日干しをすれば乾燥できるので
形を崩さずに済みます。

電子レンジで乾かす方法もありますが、それだと加熱中に形が崩れてしまいます。

ざるなどの容器にミニトマトを並べて、天日干し開始です。

塩を振っておくと、乾燥が早まりますが、塩味になります。

後の料理を考えて、お好みで塩を使うか判断してくださいね。

普通のトマトの乾燥方法

まずは、
電子レンジで
500Wなら5分、

取り出して20分湯気で蒸発させる。

また電子レンジで
500Wなら5分、

水分と共に、容器にトマトが広がりペースト状になります。

正直見た目はちょっと悪いでしょう。

でもペースト状にしたトマトは、
日干しで早く乾燥するので、
急いで日干しトマトを作りたいときは、
最初だけ電子レンジを使うこちらの方法がオススメです。

次に、スプーンで、
切り分けたそれぞれのトマトの
底を皮ごとすくって、
アルミフォイルを敷いたざるや網に移します。

トマトの皮を下にして皿においとけば、
スプーンですくうときに
はがしやすいですよ。

風通しの良いところで、天日干しにします。


カラカラになるまで天日干します。

一日でできなければ、
もう一日かけて乾かします。

トマトに含まれるリコピンは乾燥しても大丈夫か気になると思います。

抗酸化作用、悪玉コレステロールを除く力が強いリコピンは無事でいて欲しいですよね。

大丈夫です、リコピンは乾燥や加熱に強いので、
むしろ乾燥トマトでは、リコピンは凝縮されていて、
豊富に摂取できます。

干し野菜の作り方(生姜)

干し野菜の作り方で簡単なのは生姜です。

他の野菜に比べて早く乾燥するからです。

風の良く通るところで、天日干しにすると、2日ほどでできあがります。

皮ごと乾燥した生姜は、
有効成分が凝縮され、
さらにショウガオールが生成されるので、
体をぽかぽかにし、
炎症も和らげる効果があります。

辛味が強くなるので、
使う量に注意しましょう。

野菜を摂るというより、
味付けに煮物やスープに使ったり、
生姜茶などで飲んだりすると良いでしょう。

<<作り方>>

生姜を折って洗う:

まずは生姜を折って写真のように、ブロックに分けます。
水に浸しながら泥を洗い落とした後
流水で綺麗にします。

日干しにする:

ペーパータオルで水気を取ったら、
スライスして、ザルに置いて日干しにします。

夜は室内へ取り込みましょう。
夜露を避けるために。

乾燥完了:

2日間天日干しにして乾燥すると、ご覧のように、かなり縮みますね。

このまま保存するなら冷蔵庫で、

ミルやフードプロセッサーで細かく砕いておけば、容器や瓶などで常温保存できます。

砕いた生姜:

乾燥した生姜をスムージを作るミルで砕きました。

生の時の量よりかなり少なく見えますが、味が凝縮されています。

砕いた方が、使うときに量を調整し易そうです。

ティースプーンに1/4杯ほどすくって、

コップ一杯のお湯に溶かして飲みましたが、

なかなかパンチのある生姜らしい辛味があり、

オリゴ糖を混ぜたところ、
美味しい生姜茶として飲み干せました。

体があったまりますよ。

砕いた生姜を保存:

乾燥材用にホッカイロと一緒に
砕いた乾燥生姜を保存袋に入れます。

保存期間は意外と長く、3カ月から1年です。

キャンプに限らず、家庭の調味料として重宝しそうですね。

他の乾燥野菜も
こんな感じに
乾燥材用のホッカイロと一緒に保存袋に入れておくと、
持ち運びに楽です。

あと、非常時には
ホッカイロを取り出して暖もとれますから、
キャンプに向いた乾燥野菜の保存方法と言えます。

他に乾燥剤として良く使われるのはシリカゲルがあります。

お菓子や乾物、サプリなどと一緒に入れて、密封しておけば、乾燥を維持してくれますね。

次の様に、50個入り一袋などで販売されています。

まとめ

「干し野菜の作り方」はいかがだったでしょうか。

干し野菜を使えば調理の手間が省けて、
すぐに料理が出来上がります。

キャンプにも重宝します。

旨味と栄養が凝縮して、
とても軽い干し野菜は
キャンプ料理にとてもピッタリな食材ですね。

お味噌汁やスープ、パスタ、炒め物などに干し野菜を使うと、
野菜本来の味わいをより強く感じることができます。

キャンプだけでなく、
普段から少しずつ干し野菜を入れ替えながら
ストックをしておけば、
災害緊急時にも
お湯か水でホッとする料理が作れます。

干し野菜の活用例を挙げます。

お味噌汁やスープ:
野菜の旨味が溶け出した出汁が、
味噌やだしとの相性抜群です。

パスタ:
干し野菜の旨味がパスタに絡み、
コクのある味わいになります。

炒め物:
干し野菜の食感と旨味がアクセントになります。


干し野菜の作り方は簡単です。
是非覚えて、干し野菜を使った料理を
食卓やキャンプで楽しんでみてください。

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