7月19日昼、富山市の用水路に大量の一万円札が流れているのを近所の人などが次々に見つけました。
19日と20日の2日間で80枚以上にのぼりました。この珍事テレビ各局で報道されましたね。
流れて来たのは用水路のどこか、誰が落としたのか、警察へ届けたお金はどうなるか調べてみました。
なお、用水路は雨が降ると増水して大変危険です。一万円札を見つけても取りに行かず、警察へ通報しましょう。
と騒ぎになっていましたが、警察に届けられたお金は、期限ギリギリで落とし主に返還されました。
【富山市用水路一万円】お金は落とし主に返還される
あと一日で拾った人のものになる期限ギリギリで、お金の落とし主が分かり返還されました。
テレビ中継で現場に行ったチューリップテレビのアナウンサーも、7月19日にお金をみつけて警察に届けていました。
お金の場合は、警察での保管期間は3カ月まで、それを過ぎると拾い主に所有権が移ります。(携帯電話などは拾い主のものになりません)
そして、あと一日で拾った人のものになる10月19日に「習得物件通知案内書」が警察から届きました。
18日に富山市内の落とし主に返還されたとのこと。拾われたお金は少なくとも85万円でした。
拾い主の一人チューリップテレビのアナウンサーは感想を述べました。
「明日になれば私に所有権が移っていた”残念でない”と言えば正直嘘になります。」
富山中央警察署は「富山中央警察署は「遺失の届け出、その他の状況などにより総合的に判断して落とし主を特定した」とのことです。
落とし主は高齢者で、7月17日に老後資金を紙袋に入れて歩いていて、用水路に落としていまいました。
拾えるだけ拾って、全部拾いきれずそのままに、次の日大雨で流されてしまい、7月19日に騒ぎとなりました。
見つけた人が拾い上げて、警察へ届けたおかげで、ほぼ全てのお金が落とし主に戻ったとのことです。
良かったですね。
日本らしい、富山市らしい出来事でした。
以降は今までの記事です。
【富山市用水路一万円】どこか特定!
富山市の用水路で大量の一万円札が流れて来たのは、富山市奥田町のTBS系列局のチューリップテレビ放送センター横を流れる用水路の200mほどの間です。用水路は浅く30cmほど、水草などに引っかかっていました。
ちなみに、チューリップテレビ放送センターの記者さんもこの珍事をいち早く取材したそうです。
会社の真横で起きた事件、他局には負けられませんからね。
【富山市用水路一万円】は誰のお金?
富山市の用水路の大量の一万円札の落とし主はまだ分かっていません。
しかし、うっかり落とせば、これだけの大金です、普通なら早々に紛失届を警察に出すでしょう。
紛失届が出ていないとするなら、わざと落としたのかも知れません。
「わざと落とした」の線で、落とし主をあれこれ詮索してみたいと思います。
善人説:
自分だと分からないように誰かに大金をあげたかった。誰かが拾って「ラッキー!」と思ってくれると考えると楽しくなる人。
昔、似た人がいました。
「お金をクリスマスプレゼントで皆に還元したかった」と
約100万円のドル紙幣などを名古屋のテレビ塔展望台から撒き散らした事件がありました。
2003年12月23日デイトレーダの男が、簡単に7000万円~8000万円ほど儲けてしまい、
なぜか嫌気がさしてお金を撒き散らしたのです。
この時は、通行人に約8割は持ち帰られたそうです。
男は二度と騒ぎは起こさないと誓約したので、立件されませんでした。
あと、似た人に、ZOZO創業者の前澤氏が有名ですね。
ポケットマネーで「100人に100万円を配る」企画など
お金を配る企画をやってましたね。
小悪魔説:
人々が我先にと争ってお金を拾いに来る様を見たかった。無害な愉快犯。
よっぽどのお金持ちになったら、そんな人もいるかも知れませんね。
でも現実にあまり聞いた記憶がありません。
悪人説:
テレビドラマのように、犯罪で手に入れたお金を隠し持っていたが、警察の捜査がかなり迫って来たので、仕方なく証拠とならないよう身近なところに捨てた犯罪者。
本当の落とし主が判明したら更新します。
【富山市用水路一万円】お金はどうなる?
今のところ拾ったお金は警察に届けらてるようです。
もし届けず、ネコババしてしまったらどうなるか、いくつか弁護士の話を調べましたが、やっぱり犯罪になる可能性があるとのことです。
犯罪となった場合は次の刑法で裁かれると書かれてありました。
刑法 第254条(遺失物横領罪)
マイ法務
遺失物、漂流物その他占有を離れた他人の物を横領した物は、1年以下の懲役又は10万円以下の罰金若しくは科料に処する。
子供でも分かりますね。落し物は人の物、人の物をネコババしたらそりゃあ泥棒ですからね。
【富山市用水路一万円】お金は警察に届けた後どうなる?
富山市の用水路の大量の一万円札は警察に届けた後どうなるか、これも法律で決まってますね。
落とし主が現れた場合:
落とし主は拾った人に報労金として5%以上20%以下を支払わなければいけないそうです。
この珍事では、今のとこ80万円ほど届けられてますから、4万円~16万円ぐらいになりますね。
落とし主が現れない場合:
警察に届けた後、3カ月を経過しても落とし主が現れなかったら、拾った人の物になるそうです。
ただし、引取期間が有って、拾った人が警察に受け取りに行かない内に、2カ月過ぎると都道府県の物になるそうです。
まとめ
7月19日昼、富山市の用水路に大量の一万円札が流れているのを近所の人などが次々に見つけました。
流れて来たのは用水路のどこ?誰が落としたの?警察へ届けたお金はどうなるの?
調べてみて分かったこと、分からないことをまとめました。
そして、3カ月後の7月18日に落とし主にお金は返還されました。
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