マーティン・キマニ 国連大使の演説が話題に!平和維持の理念

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ヒロです。こんにちは。

演説で述べられた”平和維持の理念”に当たる部分を非常に簡単に要約しました。

「国境にこだわらず、多国間で協調して平和を続けましょう。

多くの国や人々がまだ知らない、平和の中で生まれる偉大な何かのために!

2022年2月22日 ケニアのマーティン・キマニ国連大使が、ロシアに平和的手段で問題解決を呼びかける演説をしました。

その演説の中で紹介された、この平和維持の理念に深く共感しました。

外交関係者の間で話題になっているそうです。

アフリカの歴史からこの平和維持の理念が生まれたことが、演説からわかります。紹介します。

目次

マーティン・キマニ 国連大使の演説

マーティン・キマニ国連大使の演説が、ロシアだけでなく世界の国々の指導者に届いて欲しいのです。

演説内容:

今回の事態は私たちアフリカの歴史を思い出させます。

ケニアやほとんどのアフリカ諸国は帝国の時代の終わりに生まれました。

私たちアフリカ諸国の国境は自分で引いたのではありません

ロンドンやパリそしてリスボンなど植民地を支配した国の首都で引かれました

引き裂かれた国々への配慮などありませんでした。

今はすべてのアフリカ諸国の国境を越えて深い歴史と文化そして言語が共有されています。

アフリカ諸国が独立国になったとき、もし民族や人種や宗教の同質性に固執していたら

人々が血を流す戦争が数十年後の今でも続いていたでしょう

しかし私たちはそうしませんでした

受け継いだ国境を受け入れたのです

政治的 経済的そして法的な統合を目指すことにしたのです。

危険なノスタルジアに基づいて過去を振り返ってばかりの国をつくることはせず

多くの国や人々がまだ知らない

”もっと偉大なもの”を目指すと決めたのです

私たちアフリカ統一機構の規則や国連憲章にしたがうと決めたのです。

国境に満足しているからではなく

”平和の中で生まれる偉大な何か”のためです。

かつての滅びた帝国に

起源を持つ国々ではー

人々が帝国時代を思い出して隣国との

統合を求めて声を上げることがあります。

これは十分理解できます。

かつての”兄弟たち”と一緒になって

同じ目的を持ちたくない人などいません。

しかしケニアは武力によって

そうした願いをかなえることに反対します。

私たちは人々を支配したり抑圧することはせずに

滅びた帝国の残り火から自らの国を回復させなければなりません。

民族主義や自国拡張主義はいかなる場合でも拒否すべきです。

民族的 人種的 宗教的あるいは文化的な理由も明確に拒否すべきです。

ケニアはドネツクとルガンスクの独立承認に重大な懸念と反対を表明します。

そして過去数十年における”強国”の振る舞いも強く非難します。

国際法を軽視し違反する安保理の国々も非難します。

”多国間の協調主義”は今夜 死の淵にあります。

この考え方は今日もずっと攻撃され過去も”強国”に攻撃されてきました。

私たちを多国間主義を守る規範のもとに再び結集させるよう求めるにあたって

私たちは国連事務総長を一致して支持するべきです。

そして平和的手段での問題解決に取り組むよう求めるべきです。

ウクライナの国際的に承認された国境と領土的一体性を尊重するよう求めます。

youtube

この演説は世界に重要なメッセージだと思います。

戦争より、今の国境を受け入れることを選び、協調関係を築いて、多くの人々がまだ知らない偉大なものを得ることを目指す。

この為の国連の役割を高めてもらいたいですね。

まとめ

マーティン・キマニ 国連大使は演説でアフリカ諸国の歴史から到達した平和への理念を語りました。

「アフリカの国境は他国が勝手に引いたもの、それを受け入れてなお、他国と協調して平和を維持する。

”平和の中で生まれる偉大な何か”のために。」

アフリカ諸国はこの理念で平和を進めているのですね。世界にこの理念を広げて平和の列に続いて欲しいですね。

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